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2017年8月28日月曜日

瞬間接着剤による白化の改善方法

 こんばんは、まちゃつです。またまたお久しぶりになってしまいました笑
今回は、瞬間接着剤使用時の“ある悩み”の解決策についてです。

 自分もよく瞬間接着材を使っています。大抵の材料はすぐ、しっかりと接着でき大変便利です。しかし、一つ。瞬間接着剤には硬化後に周りが白くなってしまうという問題があります。これを白化現象と呼びます。見た目にこだわらなければ問題ないのですが、制作物によっては大きな障害となってしまいます。
その白化現象に対する解決策の紹介をしたいと思います。


■その症状とは


 この悩みを抱えたことのある人にわざわざ説明する必要はないでしょうが、一応。
まずはこの写真をご覧下さい。
これは現在作製中の物の一部なのですが、接合に瞬間接着剤を使用しています。
それにより、隙間部分で白化してしまい白く濁ってしまっています。これを解決するのが目標です。


■解決方法


 その方法が、アルコール成分を吹きかけることです。今回は消毒用のエタノールを使用します。
この手の液体はすぐに気化してしまいますので、直接吹きかけてしまって大丈夫だと思います。気になる方は、ティッシュやウエスに含ませて拭くとよいでしょう。

 重なった部分に浸透させます。
 全箇所に浸透させ、念のため10分ほど放置しました。
そして、その結果がこちら!
はい、言いたいことはよく分かります。でも心の中に留めておいて頂きたい!
自分もそう感じましたが、期待するほど改善はされません...

 しかし、よーーく見て下さい。よーーーーく見ると、改善している場所も多々あるではないですか!
端の方は何故か透明に戻っています。で、その原因を軽く考えてみたのですが恐らくこう思います。
「アルコールが確かに白化を改善しているが、一部接着剤が多く固まった部分では内部にまで入っていけず改善が見られなかった。」

 そしてこの仮説を元に接着剤の乗りが薄い部分に向けて吹きかけ実験することにしました。その結果がこちら!
before

after

 完璧でないものの、流石にこれは効果があると見てよいでしょう。
やはり、アルコール成分が白化の改善に使えることが無事証明できました。
この残っている部分は膨らみがわかるほど厚くなっている部分であり、ここまで来ると削り取る他ないのではないかと思います。


■まとめ


 一部茶番のような部分があったかもしれませんが、本当にアルコール成分で白化は改善できます。瞬間接着剤は便利でついつい多用してしまい、気がついたら真っ白で残念な見た目になってしまうこともありますよね笑
そんなとき、この記事を思い返していただけると嬉しく思います。
白化を恐れず快適な瞬間接着ライフを送りましょう。

ではでは~


<追記>
どうやら、防止効果を持つ商品が売られているようです。
自分は使ったことありませんが、興味のある方は一度試してもいいかもしれません。
Amazonリンク→アルテコ スプレープライマー
専用道具ではなく、メインは硬化促進のようです。
まつ毛が長い男性